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あめりの小部屋

基礎看護学実習

「はじめての患者さん」
看護学校に入って初めての実習。
この時はまだ右も左も分からないひよっこ学生です。
実習着に給食帽のような帽子をかぶって、見た目も中身も思いっきり1年生という感じでした。たまたま同じ病棟で実習していた3年生は、すごくキラキラしていたのを思い出します。
それに比べたら私達1年生なんて緊張しまくりでガチガチでしたね(笑)

この基礎実習2段階に分かれていて、まず第1段階は夏休み後ちょっとしてからいわゆる病院見学実習みたいな感じ。第2段階は冬に1週間患者様を受け持って日常生活援助をさせていただきます。

この第1段階では、患者様と初めてのコミュニケーションを取ります。
この時、初めて患者様と接するわけです。
そのお話させてもらった患者様はいわゆる住所不定(ホームレス)の方で。
低カリウム血症で公園で倒れて入院となりました。
その患者様が言った言葉は今でも胸に響いています。


「君はこれから看護婦さんになる勉強をするんだろう?俺も昔、板前をやっていたけどあいさつや言葉遣いはすごく大事だよ。相手の印象が決まるからね。看護婦さんは特に必要だよ。君も頑張っていい看護婦さんになるんだよ。」
「えらくなればなるほど忘れていっちゃうものだよ。まぁ君なら大丈夫だろうけどねぇ。」

たった15分そこらの会話だったけど、看護師になるにあたって、人間として一番大切なことを教えていただいた気がします。

roboot


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